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日勝峠 通行再開 台風から1年2カ月

通行止めのゲートが開き1年2カ月ぶりに通行が再開した日勝峠

 昨年夏の台風災害を受け、清水町清水-日高管内日高町千栄まで延長36.1キロで通行止めが続いていた国道274号日勝峠の通行が28日午後1時、約1年2カ月ぶりに再開された。日勝峠が全線対面通行で再開したことにより、昨年8月に道内に上陸、接近した台風で被害を受けた国道は全て通行止めが解除された。

 午後1時の通行再開を前に、清水町側のゲート前には約80台の車が列をつくり、ゲートが開くのを待った。再開と同時に次々と真新しくなった道路に走りだした。

 これに先立ち午前には、報道機関向けの現地説明会が開かれた。帯広開発建設部帯広道路事務所の佐藤修也所長が、清水町側の7、8合目の施工や施した排水対策について説明した。

 8合目は土石流により排水施設(地下横断管)が詰まって沢からの水が道路を越えて道路本体の盛り土を浸食したため、排水のためのパイプを1本増設。7合目は排水機能を持つシートが張られ、盛り土は土より排水性能の高い砂利が使用された。

 清水町側ではのり面工事など数カ所でまだ復旧工事が残っており、年内の完成を目指して工事を進める予定。8合目の石山トンネル日高側の出口でも、道路や沢を監視するためのカメラが設置され、12月ごろから運用される。佐藤所長は「冬を迎えるため、冬タイヤにはき替えて慎重な運転をお願いしたい。今後も安全で安心な道路維持に努める」と話した。

 日勝峠は日高管内日高町までの区間で橋や覆道など計66カ所が被害を受け、昨年8月30日から通行止めが続いていた。清水町側では道路本体が浸食された7、8号目の被害が特に大きく、7合目は約9万1000立方メートル分、8合目は約2万6000立方メートル分の盛り土を実施。ICT(情報通信技術)の有効活用による工期短縮も図られた。

 道東自動車道の十勝清水IC(インターチェンジ)-占冠IC間で実施されていた無料措置も、通行止め解除に合わせて終了した。

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