投票参加を呼び掛ける関係者ら（県庁で）

　県選挙管理委員会は２３日、参院選（７月１０日投開票）の周知を目的とした啓発活動のキックオフ行事を県庁で開いた。投票日や期日前投票についてＰＲし、積極的な投票参加を呼び掛けた。 　昨年１０月の衆院選で、県の投票率は全国で最も低い４９・６７％だった。県選管の堀文彦事務局長は若い世代の投票率の低さが課題とし「投票行動が未来を変える。一人でも多くの人に投票に行ってほしい」と訴えた。 　今選挙での県選管のキャッチフレーズは「一緒に行こう、未来へつなげよう。」。特に若年層の投票率アップに力を入れる。選挙の啓発活動に取り組む大学生グループ「下関市選挙啓発サポーター」と「センキョコンシェルジュ山口」と初めて連携し、モザイクアートや投票方法などに関するインスタグラムリール動画の作成に取り組む。モザイクアートは県庁１階に設置。選挙への思いなどを書いた付箋を貼り、明るい選挙のイメージキャラクター「選挙のめいすいくん」を完成させる。 　同サポーターのサブリーダーを務める御厩ゆいさん（下関市立大経済学部公共マネジメント学科３年）もキックオフ行事に参加し、「一人でも多くの若年層にメッセージを届けられれば」と決意表明した。 　新型コロナの影響で控えていた街頭での啓発活動を３年ぶりに実施する。