黄金色の水田 稲刈り始まる 超早場米、今月最盛期
コンバインで米の収穫に精を出す大道正信さん=4日午前、白保
沖縄県内有数の米どころ石垣島で超早場米の収穫が始まっている。4日、白保にある大道正信さん(54)の田んぼでは黄金色をした稲穂が一面に実り、旬の到来を告げていた。島内では、6月中旬ごろから稲刈りの最盛期を迎える。
慣れた手つきでコンバインに乗りひとめぼれの収穫作業をする大道さん。ことしは2月15日に田植えをし、5月下旬から刈り取りを始めた。多雨や日照不足で「収穫量は例年より若干落ちる」と見込むが、作柄には自信をみせる。
大道さんは「農家が努力して育てた日本一早い八重山のお米をぜひ食べて下さい」と消費者にPRした。
JAおきなわなどによると、ことしの予定数量は玄米で石垣島産600㌧、西表島産160㌧を計画。石垣では前期比で50㌧減。西表は10㌧増。
収穫開始は西表5月17日、石垣5月18日。植え付け時から雨が多く、一部のほ場で稲の病気「いもち病」も見られるが、農家の適切な処置もあり、爆発的なまん延は防がれている。稲自体の生育は平年並みかやや良い。
初検査は、6日にJAおきなわ八重山地区ライスセンターで行われる。
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