湖上を進む子どもたち（小野湖で）

　小野小（菊池直樹校長）の３～６年生１５人が１９日、小野湖でカヌーを体験した。２０１３年から続く恒例行事。心地よい風に吹かれながら湖上を進み、古里の豊かな自然に触れた。 　 　総合的な学習の一環として初夏と秋に実施。湖に生息する生き物や環境問題への理解を深め、体を動かすことで理科、社会、体育の授業にもつながると考えている。 　 　小野スポーツ広場横にある消防用の取水場が発着点。同湖の監視と保全に励む小野湖内水面漁業協力委員会（平川信博会長）のメンバー８人からライフジャケットの正しい着方やパドルを使ったこぎ方の基本を教わり、下級生から順番に湖へ移動した。 　 　コースは小野温泉旅館近くまでを往復する３㌔。出発直後は水に浮かぶ感覚に慣れない様子だったが、徐々にこつをつかむと、リズミカルにパドルを動かした。湖畔に子どもたちの歓声が響く小野らしい光景に、散歩中の地域住民も目を細めていた。