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紀伊民報社

キャンプで地域活性化を すさみ町で地元若者が運営

キャンプ場の本格オープンに向けて準備を進める芝尚裕さん(右)と岸竜平さん=和歌山県すさみ町周参見で

 和歌山県すさみ町周参見の町総合運動公園内で16日から、地元の若者たちが本格的にキャンプ場の運営を始める。4月から公園の指定管理者となり、キャンプ場を運営する株式会社ノットの社長、芝尚裕さん(35)は「キャンプ場で地域を活性化できれば」と意気込んでいる。

 標高約120メートルの高台にあるキャンプ場からは、昼間は太平洋が一望でき、夜はきれいな星空が見える。2020年から町観光協会と芝さんら有志が、試験的にキャンプ場「CAMP Knot(キャンプノット)」として運営してきた。試験運営で手応えがあったことから、今年1月に会社を立ち上げ、本格運営に乗り出した。
 ノットは、町商工会青年部前部長の芝さんが社長で、現部長の岸竜平さん(33)が取締役。2人は、生まれも育ちもすさみ町。芝さんはガス会社、岸さんは酒店の後継ぎとして活躍している。
 町内の人口が減少し、商売が厳しくなる中、愛郷心の強い2人は「新たな展開を考え、人口を増やしたり、外からの人を呼び込んだりしなければならない」と考え、キャンプ場の運営を始めたという。
 芝さんは「あまり知られていない、すさみ町の良さを広くアピールしたい。将来的には、地元の雇用を増やすことにも貢献できれば」と述べ、岸さんは「私たちは地元の事業者との広いつながりがあり、名所など町の魅力も知っているのが強み。ガイド役もできれば」と話した。
 キャンプ場は約60区画で、利用状況を見てさらに増やす可能性もあるという。まきやキャンプ用品などを場内で販売しているほか、テントなどのレンタルもしている。  関西圏を中心にすでにリピーターがおり、5月の大型連休はほぼ予約で埋まっているという。
 予約は、ホームページ(https://campknot.com)で受け付けている。

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