昔ながらの黒糖づくり 宮良小児童ら学ぶ

火からおろした黒糖を竹の棒で手際よくかき混ぜる児童ら=6日午前、宮良小学校
宮良小学校(東由美子校長)で40年以上続く伝統行事の「黒糖づくり」が6日、校庭で行われ、5年生17人が植え付けから収穫まで行ったサトウキビを、昔ながらの製法で煮詰めて黒糖に仕上げた。
午前7時から作業開始。学校内で丹精込めて育てたサトウキビを絞り、大きな釜を使って煮詰め、水分がとんだところで火から下し、空気が含まれるように竹の棒で手早くかき混ぜた。
出来たての黒糖を味わった半嶺当真君は「身近な黒糖だが自分たちが育てたサトウキビから作った黒糖は格別においしかった。3年生の弟にも食べさせてあげたい」と笑顔を見せた。
黒糖づくりは、宮良川で行う「川下り」と並ぶ同校の二大行事として地域の人や保護者と連携し、長年行われている。八重山の基幹産業について学ぶとともに勤労の尊さや力を合わせて働く喜びを知るのが目的。地域の農家・半嶺重行さんを講師に招き、サトウキビの歴史についても事前学習で理解を深めた。黒糖を使った料理のレシピも考えた。
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