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紀伊民報社

イチゴ「まりひめ」収穫本格化

ハウス内で赤く色づいたイチゴの「まりひめ」を収穫する農家(2月28日、和歌山県田辺市稲成町で)

 田辺・西牟婁地方で、和歌山県が育成したイチゴ「まりひめ」の収穫が本格化している。甘みが強く、程よい酸味があるのが特徴。県内だけで栽培されており、栽培面積は少しずつ増えているという。
 まりひめは県農業試験場が「章姫」と「さちのか」を交配して育成した品種。民芸品の紀州てまりのように愛される品種になることを願って名付けられ、2010年に品種登録された。県と県いちご生産組合連合会が利用許諾を結び、連合会の会員が栽培できる。
 県果樹園芸課によると、21年度の栽培戸数は198戸、面積は18・7ヘクタール。JA紀南の「稲成イチゴ研究会」には、田辺市の稲成、芳養、三栖地区と白浜町から計5戸の農家が参加、計59アールで栽培している。
 稲成地区で栽培する会長の宮本誠士さん(34)は、20アールのハウスで栽培。2月28日朝、暖かい日が続いて一気に実が色づき始めたといい、家族や知人と収穫作業に追われた。例年、収穫は12月上旬から始まり、6月半ばごろまで。最盛期は3月初旬から4月末ごろまでという。
 宮本さんは「今季の初めは生育を心配した時もあったが、良い出来になった。まりひめは粒が大きく、鮮やかな赤色が特徴。ぜひ皆さんに食べていただき、知名度が上がればうれしい」と話した。
 研究会は、同JAを通じて市内や和歌山市、大阪市の市場や地元の直売所「紀菜柑」に出荷している。同JAによると、2月末時点の市場価格は1パック(約300グラム)当たり平均600~700円くらい。気温が低い日が続いて出荷が少なかったことや、重油が高い影響などもあって、価格は平年より高めという。

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