全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

農作物に長雨の影響 収穫や苗植え付けなど 「やむこと祈るしかない」

長雨の影響で大きな水たまりができたサトウキビ畑=23日午後、川原地区

 今年に入ってから続く長雨で、基幹作物のサトウキビやオクラ、カボチャなどの農作物の植え付けや収穫に影響が出始めている。関係者によるとサトウキビの春植えがまったく進んでいないほか、2月中旬から始まるオクラの苗の植え付けや2月から始まっているカボチャの収穫にも影響が出ているといい「干ばつなら散水など対策のしようがあるが、悪天候に対しては雨がやむことを祈ることしかできない」と嘆く。

 気象庁によると石垣島で雨が降らなかった日は、1月で12日間、2月は6日間にとどまっている。降水量も1月は135㍉、2月は124㍉の平年値に対して1月157・5㍉、2月は22日までに215・5㍉と平年を大幅に上回っている。

 23日も朝から雨が降り続く天気となり、石垣島では夕方までに30㍉以上の降雨を観測。この日も農作業ができない一日となった。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターによるとサトウキビの春植えは2月1日から始まる予定だったがまったく進んでおらず、収穫が終わっていないほ場ではさらに遅れる可能性がある。

 カボチャは今後、収穫のピークを迎えるが、長雨が続くと病気などが発生し、品質に影響が出ることが懸念される。

 オクラは2月中旬ごろから苗の植え付けを行うが、今のような天候が続くと3月から4月にずれ込み、収穫時期も短縮せざるを得ないという。

 石垣島製糖では、ハーベスターがぬかるんだほ場に入れないことから、原料のサトウキビの搬入量が足りず数日置きに停止を余儀なくされている。

 サトウキビやパインなどを育てる農家の男性は「2月に入ってから畑に入れない状態が続いている。春植えのための整地もできない。相手が天気なので雨がやむのを待つしかない」とあきらめ顔で話した。

関連記事

長野日報社

母の日にもらったシャクナゲ見頃 原村の長田さん宅

長野県原村南原の長田典夫さん(96)宅で、シャクナゲが見頃を迎えた。妻の葉子さん(96)が丹精込めて育てた1本。高さ約2・5メートルと大きく育ち広く伸びた枝に、たくさんのピンク色の花が咲き誇っ...

紀伊民報社

清流でアユ狙う 友釣りが早期解禁

 和歌山県田辺市龍神村などを流れる日高川で1日、アユ漁が早期解禁された。初日から多くの釣り人が川に入って、アユの「友釣り」を楽しんでいる。  ゴールデンウイークに友釣りを楽しんでもらおうと、日...

荘内日報社

食育活動で農林水産大臣賞 サスティナ鶴岡「より楽しい取り組みに」

 農林水産省主催の第8回食育活動表彰・農林漁業者等の部(教育関係者・事業者部門)で最優秀の農林水産大臣賞に輝いたサスティナ鶴岡(齋藤翔太代表)のメンバーが30日、鶴岡市役所を表敬訪問し皆川治市長に受賞...

宇部日報社

「守ろう救急医療」宇部・小野田圏域の3市長らが訴え【宇部】

 宇部・小野田保健医療圏の救急医療体制が切迫していることを受け、圏域の宇部、山陽小野田、美祢市の市長ら7人が2日、宇部市役所で「守ろう救急医療 救おう大切な命」と題した緊急アピールを行い、圏域...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク