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宇部日報社

中原中也賞に慶応大大学院生、國松絵梨さん

詩集「たましいの移動」

 優れた現代の詩集に贈る第27回中原中也賞(山口市主催)の選考会が19日、東京都内のホテルであり、神奈川県在住の慶応大大学院生、國松絵梨さん(24)の「たましいの移動」(七月堂)が選ばれた。     昨年11月末までの1年間に刊行された現代詩集が対象。今回は全国から218点の公募、推薦による応募があった。選考委員は現代詩作家の荒川洋治さん、詩人の井坂洋子さんら5人が務めた。 國松さんは東京都出身で海外で生活していた時期もある。大学1年生のころ、講義で詩作に触れたことがきっかけ。日本語も英語もあまり自信がなかった時、講義で講師を務めていた詩人の朝吹亮二さんから詩を褒められたという。     「たましいの移動」は32編93㌻からなる詩集。最終選考では委員から「若者が世界を取り扱うとき、健康的で最も素直な報告と言える作品。文章の構成力は読者を次第に自分にも書けると思わせるような広がりがある」と評価された。     國松さんは「私が詩からもらったものを、詩という営み自体に還元したい。自分も詩を書いてみたいと思う人がいたらうれしい」とコメントした。     表彰式は4月29日に湯田温泉ユウベルホテル松政で行われ、國松さんには中也のブロンズ像と副賞の100万円が贈られる。     同賞は、日本の近代詩史に偉大な貢献をした市出身の詩人、中原中也の業績を長く顕彰するため、市が1996年に創設。例年は市内で選考会を開いているが、今年は新型コロナの影響で都内で開催した。

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