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球児の夢 島で結実 ~大島高、再び甲子園へ~ 【3】 中学時代の交流が契機に

中学3年生硬式野球交流大会を前にした練習。生徒たちは他校生と交流を深めながら、島内の社会人野球選手の手ほどきを受けた=2019年12月29日、奄美市の名瀬運動公園市民球場

 大島高校野球部には中学時代、全国離島の中学生球児が集う離島甲子園や、3年生を対象とした硬式野球交流大会に参加した選手が多く所属する。高校入学前にチームメートとして共に戦った体験は、島から甲子園を目指す契機となった。

 ■離島甲子園  国土交通大臣杯全国離島交流中学生野球大会(通称・離島甲子園)は、野球を通じて島と島の交流を促進し、青少年の健全育成につなげることなどを目的として2008年に始まった。元プロ野球投手の村田兆治さんが提唱。奄美群島からは、奄美市選抜が17年、龍郷選抜が19年から参加している。

 現大島高校野球部は19年大会(長崎県対島市、8月20~23日)に出場した世代。北海道から沖縄まで24チームがトーナメントで競い、奄美勢は2チームとも初の4強入りを果たす活躍を見せた。

 ■キーパーソン  奄美市選抜の初出場から同チームを率いるのが、16年の初来島以来、島の野球関係者と交流を続ける元プロ野球投手の木村竹志さん(旧名・石井毅)。地元和歌山県立箕島高校のエースで、79年の甲子園は公立校初の春夏連覇を達成した。現在は和歌山野球振興協会・夢クラブ理事長。少年野球の指導、育成に務めている。

 木村さんが提唱し、和歌山で20年以上続くのが、「中学3年生硬式野球交流大会」。8月で中学校の部活動を引退した子どもたちが高校入学までに硬球に触れる機会を設け、同世代との交流や故障を防ぐ身体づくりなどが目的だ。

 ■硬式野球交流大会in 奄美  18年度からは木村さんの呼び掛けで、奄美大島でも同大会が始まった。離島甲子園参加後のフォローアップ事業として離島甲子園奄美市実行委員会(事務局・奄美市総務部企画調整課)が主催。木村さんが率いる関西の2チームと奄美の中学3年生で作る2チームが対戦し、交流を深めた。

 奄美チームの選手は離島甲子園の選抜メンバーに限っておらず、19年度の第2回大会には島内7校から21人が参加した。大島高の現2年生も多く、ぎりぎりまで進路に悩んでいたという龍郷町出身の竹山陸斗は「これまで対戦相手だった人とも話せたことで、みんなと同じチームで同じ目標に向かいたいと思うようになった」と当時を振り返る。

 大島のエースで同町出身の大野稼頭央と奄美市出身で捕手の西田心太朗も、この時初めてバッテリーを組み、島に残る決意を固くした。  「みんなが集まれば必ず甲子園に行けるから」  木村さんの言葉も選手たちの背中を押した。

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