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海外の高校生と討論・交流 ディベート世界大会に初出場 大島高校英語部

流ちょうな英語で討論する(右から)重信さん、岡村さん、箕輪さん=21日、奄美市名瀬

 鹿児島県奄美市名瀬の県立大島高校英語部(脇本由里香顧問、部員18人)の2年生3人は21~22日、オンラインで開催された「第7回PDA高校生パーラメンタリーディベート世界交流大会」に出場した。13カ国から20チームが参加し、さまざまな論題について英語で討論。各国の高校生らが画面上で交流し互いに親睦を深めた。

 大会は英語での発信力や論理的思考力を発揮しグローバル社会に貢献する人材を育てることが目的。パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)が主催し2016年から開催している。

 パーラメンタリーディベートとは、準備時間が15分間の即興型討論。一つの論題に対し各チームが肯定と否定に分かれて討論し、第三者が説得力を判定する。論題は社会情勢や環境、国際問題など多岐にわたる。

 世界大会に挑んだのは、英語部部長の岡村息吹さん(17)と部員の重信瑚杜子さん(17)、箕輪佳倫さん(16)。3人は海外の参加者らに奄美の魅力をアピールしようと、大島紬姿で試合に臨んだ。

 試合ではタジキスタンやウガンダなど海外の4チームと対戦。「宿題を無くすべき」「AI(人工知能)を使った軍事目的の武器の開発を禁止すべき」などの論題について流ちょうな英語で主張を交わした。プログラム中盤には異文化交流の時間も設けられ、3人は奄美の豊かな自然や文化を紹介し各国の高校生らと会話を楽しんだ。

 結果は2勝2敗で12位。初出場の世界大会を振り返り「国ごとに文化や考え方が違うことを学んだ。今回の活躍で英語部の存在をもっと校内にアピールできたら」(岡村さん)、「海外の同世代と意見交換ができてうれしかった。ディベートを通して物事を多面的に見られるようになった」(重信さん)、「世界中の人と英語で議題を話し共通理解ができた。相手の国の文化を知らずに話すのが難しく、歩み寄りが大切だと思った」(箕輪さん)とそれぞれ話した。

 脇本顧問は「試合を楽しんでいる様子を見て生徒の成長を感じた。物おじせずに堂々としている姿が頼もしかった」と語った。

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