寒そうに歩く観光客ら。北風が冷たい風を運んだ＝12日午前、市街地

　八重山地方は12日、大陸からの高気圧張り出しに伴う寒気の影響で冷え込んだ。南ぬ島石垣空港がある盛山では午前3時18分に13・7度、8観測地点のうち5カ所で今季最低気温を観測した。13日まで最高気温が20度を下回る見込み。

　この日、午前10時までに与那国島で14・5度、西表大原で14・8度、波照間島で14・9度を観測。石垣島では前日よりも0・8度低い14・1度。石垣島、与那国島、西表島、波照間島などで今季最低気温となった。 　与那国島では16・1㍍の北風を観測。八重山地方8地点で10㍍以上の風が吹いた。

　この日の天候はくもり。市街地では多くの人が厚手の服を着て寒さをしのいだ。手袋をしてバイクに乗る人や、ニット帽で防寒対策する人の姿もみられた。

　730交差点周辺を散策していた観光客の男性は「東京よりは寒くないが、風が冷たい」と話した。