滝つぼで気合の寒稽古 空手・極真会館秋田支部 八峰町白瀑神社で
上半身裸で白瀑の滝つぼに入り、正拳突きを繰り返す参加者(八峰町八森の白瀑神社で)
国際空手道連盟極真会館秋田支部(伊藤和摩支部長)は9日、八峰町八森の白瀑神社で寒稽古を行った。県内から78人が参加し、冷たい滝つぼに入り、気合のこもった掛け声を上げて正拳突きなどを繰り返し、心身の鍛錬を図った。
同神社は仁寿3(853)年に慈覚大師円仁が創建したと伝わる。神社裏手の白瀑(高さ約17㍍)では8月1日の例大祭に合わせ、男集に担がれたみこしが滝つぼに入る「みこしの滝浴び」が行われる。
同支部は平成24年度から八峰町で寒稽古を実施し、その一環で同神社を訪れて滝つぼに入っている。今年は8日から1泊2日の日程で、同町八森のあきた白神体験センターに宿泊して寒稽古を実施。9日は県内各地から小学1年生~60歳の78人が参加し、午前10時ごろに神事を受け、ランニングで体を温めた後、次々に滝つぼに入った。
秋田地方気象台によると、この日午前10時の同町八森地域の気温は4・2度。身を切るような水の冷たさに表情をこわばらせる参加者も見られた一方で、上半身裸で臨む人も多く、気合のこもった声を上げて正拳突きや前蹴りを繰り返し、今年1年の技術向上などを誓った。
同支部能代道場の小杉山暖君(第五小5年)は「得意な蹴りを中心に鍛えたい」、中川倫太君(同4年)は「大会で優勝したい」とそれぞれ目標を語った。また、初めて参加した後藤聡佑君(同)は「すごく寒くて大変だったけれど、気合が入った」と話した。
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