ムーチーで厄払い コロナも吹き飛ばそう 石垣青少年の家
健康を祈願しムーチーを作る家族=9日午後、県立石垣青少年の家野外炊飯場
10日(旧暦12月8日)は「ムーチー(鬼餅)」の日。月桃(サンニン)の葉で包んだ蒸し餅を軒下に下げたり仏壇に供えたりして、厄払いやことし1年の健康を祈願する。9日午後、県立石垣青少年の家でムーチーを食べて新型コロナウイルスを吹き飛ばそうと、沖縄伝統のカーサームーチー作りが行われた。
参加者12人は、もち粉に紅芋パウダーなどを混ぜた生地を月桃の葉で包み、伝統的な調理器具のシンメーナービーで蒸していった。
合間には、青少年の家の職員が、諸説あるムーチーの由来を紹介。鬼になった兄に、妹が鉄くぎ入りのムーチーを食べさせ崖から突き落とし退治した民話を解説した。
蒸し器からムーチーを取り出すと月桃の爽やかな香りがいっぱいに広がり、子どもたちの食欲を誘った。
参加した石垣有理さん(10)=白保=は「餅をこねるのが楽しかった。できたてはもちもちしておいしい。家に持って帰っておじいちゃんたちにも食べてもらいたい」と笑顔。
石垣島地方気象台によると、10日は「ムーチービーサー」と言われるほど冷え込まず、気温は平年並みか平年より少し高い。11日午後から冷たい空気が入り北風も吹き冷え込むと予想している。
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