魔除けの餅食べ無病息災願う 鳥海山大物忌神社吹浦口之宮 五日堂で作況・天候占う「管粥神事」
遊佐町吹浦の鳥海山大物忌神社(高橋廣晃宮司)吹浦口之宮で5日夜から6日にかけ、その年の五穀の作況や天候を占う「管(くだ)粥(かゆ)神事」が行われた。
6日午前0時を期し、境内の護(ご)摩(ま)堂のいろりでおかゆを炊いてそれにアシを差し入れ、内部に残ったおかゆの状態で各月の天候やコメ、麦、大豆などの作柄を占う神事で、同宮に古くから伝わっている。
護摩堂のいろりで焼いた餅を持ち帰って食べると魔除けになり、無病息災がかなうと言われており、地元では「五日堂」と呼ばれ親しまれている。5日は降り積もった雪を踏みしめながら近隣住民らが三々五々訪れ、燃え上がるたき火と煙に目を細めながら餅を並べ、こんがりと焼き色の付いたものを大事そうに持ち帰っていた。

無病息災を願い火の粉を上げて燃える護摩堂のいろりに餅を並べる住民
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