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長野日報社

伊那で首都圏家族がリンゴ収穫・農園ランチ

白鳥農園のリンゴ畑にテーブルや料理を用意し、シードルやジュースで乾杯する首都圏の家族連れや地元関係者

 伊那市西箕輪の白鳥農園で1日、首都圏の住民を招いてリンゴの収穫や農園での食事を楽しんでもらう「収穫祭」があった。東京、埼玉の家族連れら10人が参加。真っ赤に色づいた中生種の実をもぎ取り、園主の白鳥昇さん(47)と対話しながら、同園のリンゴや上伊那産の野菜、ジビエ(野生鳥獣肉)を使った“農園ランチ”を味わった。

 消費者と農家をつなぐ事業を展開し、「ファンに支えられる農業」の広がりを目指すムクー(東京)と、伊那市の元地域おこし協力隊員齋藤俊介さん(47)が企画。一行は9月30日に伊那市入りし、現役の協力隊員や行政職員らももてなしの輪に加わった。

 1日は有機JAS認証を受ける2ヘクタールの園内で「秋映」などを収穫した。ジビエ料理の仕込みが始まったり、同園のリンゴも入ったおやきが炭火で焼かれると食欲をそそる香りが漂い、秋晴れの下、シードル(リンゴの発泡酒)やリンゴジュースで乾杯。秋の実りや出会いに感謝した。

 7月末に同園で摘果を体験したさいたま市の倉増京平さん(38)と、長男の小学6年生統星君(11)。「どうしても収穫までしたかった」と再訪理由を語り、赤い実をもいでうれしそうだった。豊島区の阿部貴美子さん(33)もわが子と一緒に参加し「アルプスも見える。すてきな雰囲気ですね」と感激していた。

 「自分の農園に価値を見出してくれた。いつまでも顔の見える関係が続いて、皆さんがこの場所をふるさとと思うようになればうれしい」と白鳥さん。齋藤さんは「協力隊時代から、人に会う、人の光を見てもらう観光というものを意識してきた。人と人がつながる旅の形を上伊那全体に広げたい」と話していた。

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