生徒と乱取りをするウルフ選手（常盤中で）

　宇部市の子どもスポーツ夢教室特別版は７日、常盤中（松岡千鶴校長）と東岐波中（山本宏巳校長）で開かれた。東京オリンピック柔道１００キロ級金メダリストのウルフ・アロン選手（２５）が講演と実技の授業を行い、生徒に目標、夢を設定することの大切さを伝えた。 　　 　子どもたちにスポーツの楽しさや素晴らしさを伝え、スポーツへの関心・意欲の向上を図る目的で実施。市から委託を受けた市スポーツコミッションがウルフ選手を招いた。 　　 　午前中に訪れた常盤中でウルフ選手は、現在に至るまでの経緯を体育館前方のスライドで紹介。自覚を持つこと、いろんなことにチャレンジすることの重要性を生徒たちに伝えた。質問タイムでは、同選手がユーモアを交えながら答えた。 　　 　実技では柔道衣に着替えて大内刈り、内股などを披露。迫力ある技、ひたむきな柔道への姿勢に、会場から歓声が上がった。柔道部の５人は憧れのウルフ選手と乱取りを行った。