アサギマダラ優雅に 秋風吹く紀南に飛来

ヒヨドリバナの蜜を吸うアサギマダラ(和歌山県みなべ町清川で)
和歌山県の紀南地方に秋風が吹くようになり、長距離を移動することで知られる大形のチョウ「アサギマダラ」(タテハチョウ科)が、山中を飛び交い始めた。秋の深まりとともに里でも見られるようになる。
田辺市とみなべ町の境界にある虎ケ峰トンネル付近では、成虫が好んで蜜を吸うヒヨドリバナ(キク科)が点在して咲き、その周辺で優雅に飛び回る姿が見られる。
アサギマダラは羽を広げると10センチほどもあり、透明感のある淡青白色の斑紋が美しい。成虫は遠くまで移動し、2千キロ以上飛んだ記録もある。
紀南では、成虫が遠方から飛来するほか、幼虫で越冬して成虫になるのもいる。幼虫はガガイモ科のキジョランなどを食べる。
上富田町では地域おこしの一環として、地元有志でつくる団体がヒヨドリバナの仲間フジバカマを育てている。10月下旬には関連イベントを予定している。
関連記事
南部高がグルメ甲子園優勝 UME―1フェスタ
梅の里・和歌山県みなべ町をPRする、年に一度の祭典「UMEー1(ウメワン)フェスタin梅の里みなべ」(町など主催)が9日、同町東本庄の町保健福祉センター駐車場を主会場に開かれた。目玉イベントで...
スマイルJ 五輪切符獲得を祝福 苫小牧市役所に横断幕
苫小牧市は10日、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪出場を決めた女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」を祝福する横断幕を市役所ロビーの吹き抜け2階部分に掲げた。今月末まで設置予定。 ...
庄内砂丘産アサツキPR 12―18日 東京・銀座でフェア初開催
庄内砂丘特産のアサツキをPRしようと「食の都庄内」ブランド戦略会議と「庄内まるごと届け隊」推進協議会は、東京・銀座で初の「あさつきフェア」を開く。期間は12日から18日までの1週間。銀座の飲食店に旬の...
帯広・いただきますカンパニー 道産業貢献賞 農業・農村振興功労者
農村ツアーや食育事業を展開する「いただきますカンパニー」(帯広市、井田芙美子社長)が、今年度の北海道産業貢献賞(農業・農村振興功労者)を受賞した。農業と消費者の距離を縮めようと活動し13年、メイ...