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喜界島で「シバサシー」 悪霊払い、先祖に感謝

シバを差し、墓前にあいさつをする家族連れ=20日、鹿児島県喜界町志戸桶

 鹿児島県喜界島北部の集落で20日、伝統行事「シバサシー(柴さし)」があった。悪霊を払うシバ(ススキ)を家や墓に差し、墓前にごちそうを備えて先祖に感謝するとともに家族の健康を祈った。

 喜界町誌によると、シバサシーは旧暦8月最初の丁(ひのと)の日「節折目(シチウンミ)」から5日目の辛(かのと)に行う。悪霊払いの意味があるとされ、この日はシバを家の門の両側と、家屋の四隅に差す。

 喜界町志戸桶集落の墓地にはこの日、夕方からお供えをする料理などを持った住民や出身者らが次々と訪れ、線香を手に親族の墓にあいさつして回った。例年は墓前で料理や酒を囲んで親族が交流を深めるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため宴会をする人はほとんどなく、混雑する時間帯を避けて墓参する人の姿も見られた。

 同集落の倉橋佳子さん(43)は「島外から嫁いできた当初は、墓の前で宴会をすることに驚いた。ご先祖さまを身近に感じるすてき風習だと思う。一日も早くコロナが収束することを願っている」と話していた。

 奄美大島では、旧暦8月の最初の壬をシバサシといい、家の四隅にススキを差して魔よけなどを行う風習がある。

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