全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

アジアと酒田港考察 寺島さんと佐高さん対談と講演

生き残る地域となるための対策を考察した酒田市新田産業奨励賞記念講演会

 酒田市新田産業奨励賞記念講演会が13日、同市の東北公益文科大公益ホールで開かれた。ともに公益大客員教授で、日本総合研究所会長の寺島実郎さん、同市出身の評論家・佐高信さんが対談と講演で、酒田港を活用した地域活性化策などについて語った。

 市と公益大が公開講座を兼ね、「生き残る地域となるには」をテーマに掲げて開催。寺島さんと佐高さんを講師に招くのは2012年から連続6回目で、市民ら約500人が聴講した。

 最初に寺島さんが講演し、アジアを中心に世界経済の見通しを紹介、「低空飛行を続けている日本を除くアジア諸国は高い成長規模を示している。特に『アセアン5』と呼ばれる国々がしっかりとしている。これは日本にとって追い風。アジアと正面から向き合うことが地域活性化には大切」と語った。

 05年と15年を対比し、酒田港外貿コンテナ貨物量の伸び率が218・5%という高い数値を示したことを受け、「全国平均が9・9%、日本海沿海13港平均が44・8%。太平洋側から日本海側へと物流がシフトしている。酒田港の物流はさらに伸び、重要性が増すはず」と述べた。

 引き続き寺島さん、佐高さんが対談。酒田港を活用した活性化策について「日本海側に国土軸が移っていく中で、日本海を『内海』と捉えた構想が重要。ユーラシア大陸を見渡した新しい産業、プロジェクトを構築していくことが大事」「特に若い学生たちから自分にとって中国という国はどういう存在か、掘り下げて考えてもらいたい。この地域と中国がつながるきっかけにしてもらいたい」などと語った。

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク