全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

全国和菓子甲子園で山口農の生徒が準優勝

出来栄えを確認する古木さん(左)と藤井さん(山口農高で)  

 高校生が菓子作りの技を競い合う第12回「全国和菓子甲子園」の決勝大会は20日、オンラインで開かれ、山口農の藤井百花さん、古木ももさん(いずれも食品工学科3年)が作った錦玉羹(きんぎょくかん)が準優勝に輝いた。2人は「お互いに緊張をほぐし合いながら手を動かした。これまでで一番の出来栄えだった」と常連校、実力校ひしめく中での成果を喜んだ。

 大会は全国菓子工業組合連合会青年部が2010年から主催している。古来から伝わり、海外でも人気の和菓子を若い世代に広めるのが目的。今年のテーマは「まめ」。21都道府県の40校から111点が寄せられ、県、ブロック予選を経て上位12校(点)が頂点を競った。

 愛知県名古屋市内の審査会場と各校をオンラインでつなぎ、作業はリアルタイムで配信された。代表生徒は一斉に制作に取り掛かり、1時間45分の持ち時間内に仕上げた。審査は、その手際やレシピ、プレゼン、事前提出された完成品の試食を含めて行われた。

 錦玉羹は煮て溶かした寒天に砂糖などを加えて固めた、見た目にも涼やかな夏を代表する和菓子。2人はテーマに沿って県産黒豆「のんたぐろ」を使い、かんきつ「ゆずきち」、琥珀(こはく)糖などをちりばめて、河原にホタルが舞う様子を再現し「恋蛍」と名付けた。寒天で固める中にどのようにして立体感を出せるかと試作を重ねたという。審査員からは「味のバランスが絶妙」との高評価を得た。

 県代表の決勝大会進出は初めてで、優勝校とも小差だった。2人は「初出場だけど自分たちなりにベストを尽くした。全国の高校生と競えたのは誇らしい」と喜ぶ。藤井さんは農業や特産品の魅力発信を学ぶため大学へ、古木さんは大阪の製菓専門学校へ進む。指導した土田葉子先生は「満足の笑顔が一番」とたたえた。

関連記事

釧路新聞社

マリモ 冬眠からお目覚め 阿寒湖で引き揚げ作業【釧路市】

 湖底で冬を越した国の特別天然記念物マリモの引き揚げ作業が24日から26日まで、釧路市阿寒湖北部のチュウルイ島で行われ、約5カ月ぶりに、まるまるとした姿を現した。  同島のマリモ展示観察センター...

釧路新聞社

稚ガニ放流スタート 過去最高の87万匹生産【根室】

 【根室】根室を代表する味覚「花咲ガニ」の資源増大を目指し、根室半島沿岸で実施している稚ガニの放流が26日から始まった。市栽培漁業研究センターでの4年目の生産で、今年は過去最高の87万匹を生産。花...

長野日報社

市営林道バス「南アルプス クイーンライン」 今季の運行開始 長野県伊那市

南アルプスに登山シーズンの到来を告げる長野県伊那市の市営林道バス「南アルプス クイーンライン」が、今季の運行を開始した。同市長谷戸台口と歌宿を結ぶ約16キロを6月14日まで、除雪後には登山口の...

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク