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実機大のタンク試作 衛星打ち上げへ開発着々 大樹・IST

 大樹町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は、人工衛星軌道投入用ロケット「ZERO(ゼロ)」の開発を着々と進めている。実機サイズの推進剤タンクを初めて試作、目標の2023年度打ち上げに照準を定めている。

試作した実機サイズの推進剤タンク。左はゼロの実物大バルーン(インターステラテクノロジズ提供)

 ISTは19年、観測ロケット「MOMO(モモ)」を打ち上げ、民間単独として国内では初めて宇宙空間に到達した。ゼロの打ち上げで、超小型衛星市場への参入を目指す。

 推進剤タンクの試作は、経済産業省の宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業の一環。同事業は15年から受託し、ロケットの推進剤を噴射するインジェクターやエンジンに燃料を送るターボポンプなどの研究・開発を進めてきた。

 今回は2段式ロケットとなるゼロの2段目のタンクを試作。実際の使用を想定し、直径170センチ、高さ85センチのタンクをアルミ素材で設計・製造した。ゼロの全長は約23メートルとモモ(約10メートル)を大きく上回り、推進剤タンクの直径もモモの3.4倍に及ぶ。

 ISTは昨年12月に新工場が完成。社員は60人にまで増え、開発のピッチを上げている。同社は「製造工程での課題も抽出することができた。実機に向けて推進剤タンクの設計改良や、量産化を見据えた製造技術の開発を進めたい」としている。

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