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帯広畜大生が酒造り 上川大雪酒造との共同事業 碧雲蔵

 帯広畜産大学の学生が酒造りに一から取り組むプロジェクトが13日、始まった。大学敷地内に酒蔵「碧雲蔵(へきうんぐら)」を置く上川大雪酒造(上川管内上川町)と帯畜大の共同プロジェクトで、酒米を蒸し、麹(こうじ)造りを進めた。

蒸した酒米を容器に移し替える酒井さん

 学生が醸造から携わり、今秋の完成・販売を目指す。畜産学部4年で日本酒造りの乳酸菌や微生物などを研究する酒井駿太朗さん(21)と高山美月さん(21)が参加し、自らの研究にも生かしていく。

 午前9時ごろから仕込みが始まり、昨日に洗米した砂川市産の酒米「彗星(すいせい)」を蒸した。この日は酒井さんが参加し、同酒造の川端慎治・総杜氏(そうとうじ)や杜氏補佐の山根桃華さんら社員の説明に熱心に耳を傾けた。蒸し上がった米をきれいにさらって容器に入れ、麹造りを行う部屋へ運んだ。

 1本720ミリリットル入りを2000本製造し、今秋の「ちくだいホームカミングデー」で披露する予定。

 酒井さんは「お米一粒一粒を大切にしながら造る、憧れていた日本酒造りの一部を味わえた」と充実した表情。川端総杜氏は「工程を肌身で感じてもらいたい。酵母の働きなどが見えてくる体験をしてほしい」、大学で酒井さんを指導する菅原雅之准教授は「微生物の働きなどに疑問を持ち研究に生かしてほしい」と期待していた。

※十勝毎日新聞社は酒造りの完成までの過程を動画も合わせ、紙面・電子版で随時紹介します。

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