湿原の花々を紹介する小冊子製作【釧路】
完成した小冊子を手にする大西センター長
「釧路市民の皆さんにもっと釧路の自然の素晴らしさを知ってもらいたい」と、くしろせんもん学校(釧路市昭和中央2)の環境・教育研究センター長を務める大西英一さん(84)が中心となって、釧路湿原の花々を紹介する小冊子「釧路湿原二百花選」をした。市民や観光客へ配布している。
小冊子は前田一歩園財団の補助金によって5000部を製作。環境省の温根内ビジターセンターや野生生物保護センターなどで配布する予定。大西センター長は「地球の温暖化が進み、湿原がどんどん姿を消している。釧路湿原に咲く花もこれから見えなくなるかもしれない」と10年前から図鑑作りの構想を持ち、5年前から植物の中でも美しい花を咲かせる200種に絞り込んでパンフレット作製に取り組んできた。
撮影した写真の枚数は1万点以上。ともに制作に取り組んできた藤澤慎一さん(75)も1万点近くの写真を撮影したという。その花々を色別、地域別に編集。さらに花の咲く季節や特徴を紹介しており、釧路湿原の魅力を身近に感じることのできる解説書となっている。
同センターでは、釧路自然再発見シリーズとして市民向け公開講座や散策会を実施しており、今回の小冊子の完成を記念して6月に温根内で観察会を予定している。 小冊子は、釧路新聞2階総務部で希望者に50冊を配布している。
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