全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

企業版ふるさと納税低調 目標の1%にとどまる 安平

安平町が胆振東部地震で損壊した早来中学校の校舎再建に取り組んでいる「企業版ふるさと納税」の利用が低調だ。初年度となる昨年度の寄付金額は1400万円ほど。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大々的なPRができないことなどが背景にあり、町関係者は頭を悩ませている。

 新たに建設する校舎は、2018年9月の胆振東部地震の被災で使用できなくなった早来中校舎と老朽化した早来小学校を統合した小中一体型の建物。「復興のシンボル」に掲げ、22年度の完成を目指しているが、35億円以上の建設費用が見込まれている。

 町は財源確保に向けて、国から地域再生計画「未来へつながる復興まちづくりプロジェクト」の認定を受け、昨年4月に企業版ふるさと納税をスタート。しかし、集まった善意は3月末時点で1440万円(8件)にとどまった。10日には、札幌市内の建設会社から200万円の寄付を受けたが、目標とする13億8000万円の約1%になっている。

 当初は東京都内をはじめ、関東圏に住む町出身者や賛同者で組織する「東京あびら会」に加盟する企業担当者に、この納税についてじかに説明し、協力を求めることなどを考えていた。しかし、コロナ禍の影響で実現できず、できる見通しも立たたないため、町政策推進課の担当者は「これから掘り下げたPRをしっかり進めていかなければ、目標達成は程遠い」と話している。

 町の企業版ふるさと納税に関する情報は、町のホームページ内に貼ってあるプロジェクトのバナーをクリックすると閲覧できる。問い合わせは町政策推進課 電話0145(22)2751。

関連記事

町制施行70周年で アイヌ民族ゆかりの物語をアニメに 白老

白老町の町制施行70周年記念事業の一環で、アイヌ民族ゆかりの物語3作品がアニメーションにされ、今秋、BSテレビの番組で全国放送される。事業を進めるのは「白老ふるさと昔話制作事業」実行委員会。実行委...

荘内日報社

初の内航定期コンテナ航路 酒田港 10日開設 週1便 国内3港と結ぶ 地域経済の活..

 酒田港(酒田市)と国内3港を結ぶ内航定期コンテナ航路が10日(金)に開設される。酒田港は現在、韓国、中国を結ぶ外航の定期コンテナ船が週2便運航しているが、内航の定期コンテナ航路は初めて。博多(福岡市...

「ひでちゃん」古希も挑戦 昼も営業開始 北の屋台経て20年 足寄

 足寄町内の飲食店「北の大地 ひでちゃん」(南2、阿部ひで子店主)が4月27日、これまでの夕方以降の営業に加え、ランチ営業も始めた。足寄産の馬肉を使った名物「大トロ馬肉のうまか丼」のほか、ラワンブ...

長野日報社

西洋野菜30種栽培へ 8日「畑開き」仲間募る

茅野市の農業に従事する女性らでつくる団体の会長を務める有浦順子さん(68)=同市豊平=が今年度、新たな生産者団体を立ち上げ、付加価値の高い野菜の栽培提案や買い取り販売を行う市地域おこし協力隊の古田...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク