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プログラミング楽しい 羽黒小授業 慶應先端研 タブレット端末学習支援

 小中学生に1人1台のタブレット端末を配り学習に役立てる国の「GIGAスクール構想」に伴った教育支援を展開する鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(冨田勝所長)は2日、同市の羽黒小で5年生を対象にプログラミング集中授業を開いた。

 市教育委員会と協働して計3日間にわたり、同大大学院政策・メディア研究科修士課程2年の五十嵐巳玲一(みらい)さん(34)=同市羽黒町出身、日本ユニシス=がメーン講師を務めた。児童に配られたタブレット端末はB5判ほどの大きさで、キーボードが着脱できるタイプ。無料のプログラミング学習教材「スクラッチ」を使用してスクラッチの基本操作や図形の作図などに取り組んできた。

 最終日の2日はAI(人工知能)を利用した画像認識プログラムの作成に挑戦。手始めに、端末に付いたカメラで児童のお気に入りの文房具や、世界の国旗を撮影。AIに画像として読み込ませた後、例えばイタリア国旗をカメラにかざすと「イタリア」の文字が画面に表示されたり、音声が流れるようにプログラムを作成していくが、児童の中には他国の国旗をかざしても「イタリア」と表示されてしまい、悪戦苦闘する子も。講師や教員にアドバイスをもらいながらなぜ指示通りにプログラムが実行されないのか、問題点はどこにあるのかを一つ一つ確認し解消していった。

 授業を終え、齋藤栞那さん(11)は「やるたびに前の自分よりもレベルアップできている気がして、一時間一時間がとても楽しかった」と話していた。

 市では新年度からの使用開始に向け、タブレット端末の導入と高速大容量の通信ネットワーク整備のほか、端末を充電する電源キャビネットの整備を進めてきた。また、昨年10月からは市内小中学校の教員を対象に、端末の使用方法や活用事例などを紹介する研修会も行った。

タブレット端末に付いたカメラで国旗を撮影する児童と教員=2日、鶴岡市立羽黒小

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