指導を受けて紙をすく児童（厚東小で）

　厚東小（富田紀子校長）で５日、紙すき体験授業があり、３年生１１人が小野地区に伝わる和紙づくりを学んだ。 　 　今年度から本格的に始まった小中連携教育の一環。厚東小では昨年度から３年生を対象に、主な進学先となる厚東川中校区の小野地区に伝わる紙すき体験を行っている。２回目の今回は、原料となるコウゾ８割、厚東地区でも繁茂する竹の繊維２割を混ぜ合わせたオリジナル和紙づくりに挑戦した。 　 　指導に当たったのは、小野地区観光推進協議会文化伝承部会（末田昭男部会長）のメンバーら７人。児童は２班に分かれて作業を実施。すき方、乾かし方などの説明を受けながら、自分だけのオリジナル和紙を完成させた。材料のコウゾの実物を見せてもらった児童は「これから和紙ができるのか」と驚きの声を上げていた。 　 　出来上がった和紙は、はがきにして各自が大切な人に送る。