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宇部日報社

ホタルの幼虫を放流

「また来年」と声を掛けながらゲンジボタルの幼虫を放流する児童(一の坂川で)

 山口市の大殿小の3、4年生217人は15日、ゲンジボタルの名所として知られる同校近くの一の坂川にホタルの幼虫約1万3000匹を放流した。順調に育てば来年の5月下旬から6月にかけて成虫となり、淡い光とともに初夏の訪れを告げる。

 同校は、大殿地域の住民らでつくる大殿ホタルを守る会(福永俊明会長)と共に地元の川にホタルを増やす活動を続けている。毎年、川の清掃や成虫の捕獲、幼虫のエサとなるカワニナの採取などを共同で実施しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で一部の活動の参加を見合わせたり、学年を限定したりして実施した。

 同日は、同校体育館で同会事務局長の岡田勝栄さん(75)らが飼育経過を報告。その後、歩いて川に移動し、約2㌢の大きさに育った幼虫が入る水槽を水の中で傾けて流した。

 3年の小牧星南君は「また来年会えますようにと願いながら放流した。危険な目に遭わないよう、すくすくと成長してほしい」と話し、来夏の大乱舞に期待した。

 同会は5月末にホタルの成虫約100匹を捕獲。山口ふるさと伝承総合センター(下竪小路)内の飼育場で採卵、ふ化させた。カワニナは同校の3、6年生と採取。6年生は川の清掃活動にも取り組んだ。

 同校の放流事業は今年で34回目。岡田さんは「街の真ん中でホタルが飛ぶ姿が見られるのは全国的にも珍しい。(コロナ禍でも)放流が無事に終わってほっとしている」と話した。

 岡田さんは2009年から、一の坂川の御茶屋橋│木町橋間の約1㌔で、ホタルが発生する時期に毎晩、発光数を数えている。今年は6年ぶりにピーク時の発光確認数が1000匹を超えたという。

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