サンゴに関するクイズを通して学習の成果を示す5年生児童ら＝3日午前、八島小学校体育館

　八島小学校(宮良永秀校長)の学びの成果発表会が3日午前、同校体育館で開かれ、5年生32人が「地域の海を地域で守ろう!～魚やサンゴを守るために私たちができること～」と題して舞台と展示発表を行い、保護者らに島の自然環境の貴重性を訴えた。 　同校は特色ある取り組みの一つとして、5年生を対象に「海の学習」を実施。 　サンゴ学習推進団体「わくわくサンゴ石垣島」の協力の下、総合的な学習の時間を活用して真栄里地区でのコーラルウオッチやビーチクリーン活動、雨水溝が海へ続くことを啓発するステンシルペイントなどを展開している。 　児童らは、サンゴに必要な自然環境などを問うクイズを通して6月から11月までの学習の成果を示し、市出身アーティスト・きいやま商店が作詞作曲したサンゴ礁保全再生応援ソング「1、2、サンゴー!」を披露した。 　展示スペースでは、学んだ内容をより多くの人に知ってもらおうと制作したオリジナルパンフレットや「海はみんなの宝物」と記した浮き玉ペイント、絵本などが並んだ。 　前元海乃(みの)さん(11)は「勉強してからは海に行くとサンゴを気にするようになった。将来はもっとサンゴが増えてほしいので、海にごみを捨てないよう心掛けたい」と話した。