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荘内日報社

足湯に続く第2弾は ワイン染めシルク商品開発

 JA庄内たがわ(太田政士代表理事組合長)は、先月の大雨で被害を受けた月山ワインの一部を活用し、「ワイン染めシルク」の商品開発を開始した。これまでハンカチやスカーフ、マスクなどが試作されており、12日に太田組合長が県庁を訪問して吉村美栄子知事に取り組みの進捗(しんちょく)状況などを報告した。

 先月28日の記録的な大雨により、同JAの月山ワイン山ぶどう研究所(鶴岡市越中山)のワイン貯蔵庫が浸水し、1万562本が浸水被害を受けた。今月3日に被害状況を視察した吉村知事の助言もあり、同JAは鶴岡市と対応を相談した結果、約8000本を廃棄することとしたが残り2000本は月山ワインの知名度向上などを図って有効活用する「月山ワイン復興プロジェクト」を立ち上げた。

 同プロジェクト第1弾は同市湯温海の足湯カフェ「チットモッシェ」で足湯に活用。第2弾として「ワイン染めシルク」の商品開発に取り掛かった。ワイン染めシルクは同市の鶴岡シルク(同市大宝寺)の協力で開発。日本遺産に登録されている「サムライゆかりのシルク」(侍シルク)にちなみ、シルクをワインで染め、ハンカチやスカーフ、時節にあったマスクなどを試作した。

 この日、太田組合長と皆川治鶴岡市長が県庁を訪問し、吉村知事に試作品を披露。ワイン染めのマスクをその場で着けた吉村知事は「この秋に合いそうな色」と笑顔を見せた。また、月山ワインのボトルに巻かれたスカーフやハンカチを手にして「とても良い色合い。女性が喜びそう」と述べた。

 今後、同JAは商品の色留めなど品質検査を経て、9月中の販売を目指す。販売方法としては頒布会の開催や、県のふるさと納税返礼品としての活用などを検討しているほか、鶴岡市内のホテルなどでワイン風呂と月山ワインをコラボした宿泊プランの開発も進めるという。太田組合長は「被害を受けた後、先が見えない状況だったが、商品化にこぎつけることができた。月山ワインの認知度向上や販売促進につながれば」と期待を寄せた。

ワイン染めのマスクを着け、吉村知事(左)に商品のお披露目をする太田組合長(中央)と皆川市長

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