
風に揺れ、涼しげな音色を響かせるガラスの風鈴=JR上諏訪駅
長野県諏訪市のJR上諏訪駅構内に13日、ガラスの風鈴約300個が飾られた。同駅の夏の風物詩として定着しており、駅職員や協力するSUWAガラスの里(同市豊田)のスタッフら約20人が取り付けた。天井からつるすと、吹き抜ける風に揺れて涼しげなハーモニーを奏でていた。8月31日まで飾る。
信州諏訪ガラスの里が毎年提供し、今年で22年目。竹を組んで作った縦横4メートル×2メートルの枠組みにアサガオ、ヒマワリ、金魚など夏らしさを感じさせる絵柄の風鈴を飾り付けた。大小のガラスが連なったデザインやガラス作家が作った有機的な曲線デザインが特徴の「アールヌーボー」様式の風鈴も見られた。駅利用者は涼しげな音色に誘われて天井を見上げ、風鈴が揺れる様子を楽しんでいた。
本藤滋保駅長(58)は「通勤、通学や観光などで当駅を利用する皆さんの気持ちを和ませてくれる優しい音」と話した。同社の岩波尚宏社長(48)は「信州の夏、諏訪に吹く爽やかな風を風鈴の音で感じてもらえれば」と語った。
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