秋の諏訪湖畔を駆け抜ける第32回諏訪湖マラソン(長野県、諏訪地方6市町村、長野日報社でつくる諏訪圏健康推進協議会主催)は10月25日の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たないことから、中止する。ランナー、ボランティア、スタッフ、沿道で応援する地域住民や協賛企業など大会に関わるすべての人々の安全を確保した大会の開催は難しいと判断し、エントリーの受け付け前に中止することが決まった。
大会実行委員会は感染症の拡大状況を見ながら陸上競技関係団体、医療機関、県や市町村などと意見を交わし、中止を決定した。エントリー前の早期の決定について同実行委事務局は「先行きが不透明の中で準備を進め、結果的に中止となった場合に参加料の返金ができなくなる可能性が高いため」としている。大会のエントリーは6月初旬、県民先行枠は5月中旬、6市町村のふるさと納税の返礼品として用意した出場権の受け付けは4月下旬の開始をそれぞれ予定していた。
大会は毎年、10月の最終の日曜日に開催しており、全国から約8000人のランナーが参加。昨年、一昨年は、全国各地の大会に実際に参加したランナーの声を基に選考するアールビーズスポーツ財団主催の全国ランニング大会100撰に選ばれた。
同実行委は「諏訪湖マラソンへのエントリーを検討していた皆さんには大変申し訳ない。中止せざるを得ないのはとても残念だが、次回大会に向けて誠心誠意準備を進めていく」としている。
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