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レッドダイアモンズ一員 帯広の戸出さんチア名門へ

憧れの箕面自由学園の校門の前で意気込む戸出笑光里さん

 北海道を代表するチアリーディングチーム「レッドダイアモンズ(帯広十勝チアリーディングチーム)」の一員として全国に2度出場経験を持つ戸出笑光里(えみり)さん(14)=中学3年生=が7日、全国トップクラスの強豪校、箕面自由学園中(大阪府豊中市)に転入して始業の日を迎えた。4歳から競技を始めて10年。当初考えていた全国優勝35回の名門・箕面自由学園高への進学よりも1年前倒しし、少しでも早く環境に慣れ力を蓄える道を選択した。白樺学園高硬式野球部監督の父直樹さんの次女。後押ししてくれた家族や仲間のために「結果で恩返ししたい」と意気込む。

 憧れが現実となった。母美幸さんが「帯広十勝」のコーチをしていたこともあり、母のおなかにいるときからすでに「チア」が身近な存在だった。箕面自由学園高の存在を初めて意識したのは豊成小4年生の時。インターネットで同校の強いだけではなく特色のある演技構成の動画を見ながら自身の将来像を描いてきた。帯南町中に進んで以降、箕面自由学園中でやりたい気持ちは強くなり、昨年11月には練習を見学しに大阪へ向かった。

 大きな衝撃を受けた。高度な技や取り組む姿勢など、思っていたよりも何から何まで違った。ただ落胆することはみじんもなかった。今のままでは足元にも及ばない-と逆にやる気に火が付いた。「まだまだできるという気持ちがあったし、ここでやれば(実力が)上がると思った」。決心が固まった。チーム出身で帯八中から箕面自由学園高に進み、東海大在学中の2017年に世界一に輝いた大先輩の村瀬七実さんの存在も大きかった。

 大阪では札幌在住だった祖母菊池悦子さんと一緒に生活する。「帯広では週1回しか練習できなかったが、今度は部活動。厳しいとは思うが毎日できるうれしさの方が大きい」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同校の部活動は自粛中。新たな仲間と顔を合わせることができず、先も見えない中、自宅で筋力トレーニングなどできる限りの準備はしていく。「一緒にやってきた(十勝の)仲間からたくさんもらった応援メッセージが力になっている」。自他共に認める負けず嫌い。中学、高校での日本一と将来の日本代表が目標だ。「まだ中学生とはいえ、大阪でやるからには寂しい気持ちを捨てて厳しい中でも最後までやり切る」。固い意志と信念は勝負師の父譲りだ。

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