さらなる発展へ誓い新た【釧路】
躍進を願い乾杯する釧路市新年交礼会の出席者
2020年の幕開けを飾る釧路市の新年交礼会(市主催)が5日、市観光国際交流センターで開かれた。集まった各界のリーダーや代表者らを前に蝦名大也市長は、観光振興をはじめとする地域経済の活性化や人口減少問題の解決など、釧路市のさらなる発展へ誓いを新たにした。
新年交礼会は寿登芳会による祝舞で始まり、伊東良孝衆院議員、鈴木宗男参院議員、鈴木貴子衆院議員をはじめ、道議、市議、経済、産業、福祉など各界から980人が集まった。
年頭あいさつで蝦名市長は昨年を振り返り、デジタルアートとアイヌ古式舞踊が融合した舞台「ロストカムイ」や日本初の体験型ナイトウオーク「カムイルミナ」の誕生、釧路市ビジネスサポートセンター(k―Biz)の想定を超える相談対応、台湾への天然マリモ貸与など「まちの活力を高める喜ばしい出来事が相次いだ」と述べた。
新年に向けて、釧路空港を含む北海道7空港の一括民営化、火力発電所の稼働、観光立国ショーケースの最終年など、市が関係する大きな話題を紹介。中でも市の重点施策として16年から取り組んできた観光立国に関して「DMOの設立や観光資源の磨き上げなど、世界一級の観光地づくりに取り組んできた。目標達成に向け全力で取り組んでいく」と意欲を示した。
また、重要課題として「人口減少問題」を取り上げ「力強い経済基盤を構築することで雇用創出を図り、親になる世代を確保する。地域の皆さまと課題をしっかり共有し、力を合わせていくことが重要」と訴えた。
その後、釧路市議会の松永征明議長の発声により牛乳で乾杯。テーブルにはk―Bizの相談支援で誕生した「たらまんま」「北(ほく)釧(せん)鯖(さば)サンド」「ぬかっこクッキー」などが並び、「釧路ザンタレなんまら盛り揚げ隊」もブースを構え、来場者にザンギを振る舞った。
関連記事
マリモ 冬眠からお目覚め 阿寒湖で引き揚げ作業【釧路市】
湖底で冬を越した国の特別天然記念物マリモの引き揚げ作業が24日から26日まで、釧路市阿寒湖北部のチュウルイ島で行われ、約5カ月ぶりに、まるまるとした姿を現した。 同島のマリモ展示観察センター...
稚ガニ放流スタート 過去最高の87万匹生産【根室】
【根室】根室を代表する味覚「花咲ガニ」の資源増大を目指し、根室半島沿岸で実施している稚ガニの放流が26日から始まった。市栽培漁業研究センターでの4年目の生産で、今年は過去最高の87万匹を生産。花...
市営林道バス「南アルプス クイーンライン」 今季の運行開始 長野県伊那市
南アルプスに登山シーズンの到来を告げる長野県伊那市の市営林道バス「南アルプス クイーンライン」が、今季の運行を開始した。同市長谷戸台口と歌宿を結ぶ約16キロを6月14日まで、除雪後には登山口の...
芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施
芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...