谷口夫妻 林産で天皇杯【標茶】
丹精込めたカラマツ苗畑前で天皇杯を手にする谷口会長と希子さん、次女の美登里さん(右から)=弟子屈町屈斜路
谷口種苗農園(町開運8)取締役会長の谷口洋一郎さん(77)と同取締役の希(まれ)子(こ)さん(70)夫妻が、2019年度第58回農林水産祭天皇杯(林産)を受賞した。
天皇杯林産部門の受賞は道内では16年ぶり、企業や団体ではない夫婦での受賞は初めて。女性が働きやすい環境づくりや柔軟な就労時間設定による人材確保、道東の気候に合う品種育成などへの長年の功績が認められた。
同社は社員、パートを含め約6割を女性が占める。人手不足が叫ばれる中、希子さんの人脈を生かした地元雇用をはじめ、子育て中の母親たちから20年以上勤務する80歳のベテランまで、1日数時間の勤務や短期間就労など柔軟な勤務態勢で人材を確保。
女性専用トイレの設置や大型・大型特殊免許取得の助成もあり「屋外の力仕事で厳しい」と思われがちな業種ながら、女性も働きやすい環境づくりに努めている。夫妻の3人の娘たちも仕事に従事し、会社を支えている。
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