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紀伊民報社

多言語翻訳アプリ導入 田辺市消防本部

田辺市消防本部が導入した、多言語音声翻訳アプリの画面(田辺市新庄町で)

 和歌山県の田辺市消防本部は、31言語に対応した音声翻訳アプリの導入を始めた。全職員150人に個人のスマートフォンでダウンロードしてもらい、災害時の避難誘導などに役立てる。
 アプリは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の先進的音声翻訳研究開発推進センター(ASTREC)が開発した「VoiceTra(ボイストラ)」。
 アプリは無料で、日本語や英語、中国語、タイ語、フランス語、ドイツ語、ロシア語など31言語に対応。一部の言葉は音声での入力や出力が可能で、話し掛けた言葉を他言語に翻訳して読み上げたり、文字を表示したりできる。
 市消防本部では、外国人のけがや病気に素早く対応するため、外国語で受けた119番通報を同時通訳できる仕組みを導入している。世界遺産・熊野古道などを訪れる外国人が増えていることを踏まえて、アプリも導入した。大規模災害での避難誘導や、外国人から事故の状況を聴く際などでの活用が見込まれるという。
 また、NICTのASTRECが開発した音声と筆談で聴覚障害者との会話を支援する無料アプリ「SpeechCanvas(スピーチキャンバス)」も同様に導入。話し掛けたり、画面に指で書いたりした言葉が、画面上に文字で表示される。
 市消防本部の安田浩二消防長(57)は「消防の取り組みを通じてアプリの存在を広く知ってもらい、人に優しいまちづくりにつながってくれたらうれしい」と話している。

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