天皇在位30年記念し植樹 白浜平草原公園

天皇陛下の在位30年を祝う式典で植樹する藤山将材県議会議長(左)と仁坂吉伸知事=白浜町で
和歌山県は27日、白浜町の平草原公園で天皇陛下在位30年を祝う式典を開いた。仁坂吉伸知事や井澗誠白浜町長、県議、田辺・西牟婁を中心に各地のみどりの少年団員ら約200人が参列した。
仁坂知事はあいさつで「2011年5月に田辺市であった『全国植樹祭』で天皇、皇后両陛下が苗木をお手植えされた。その年に紀伊半島大水害があり、後に遺族の方々とお話しされた時には一人一人に慰めの言葉を掛けておられた」と振り返った。
記念植樹では、地元の小学生がコウヤマキの苗木を支え、仁坂知事と藤山将材県議会議長がスコップで土をかけた。
引き続いて、「わかやま森林と樹木の日」記念の式典があった。全国植樹祭を記念し、条例で5月22日を「わかやま森林と樹木の日」と定め、毎年記念行事を開いている。
井澗町長は「私たちは森林の恩恵を受けて安全、快適に過ごせている。この行事は森林の大切さを改めて認識できる意義のある取り組み。国では新たな森林管理システムが始まろうとしており、町政にも有効に活用していきたいと考えている」とあいさつした。
記念植樹では、仁坂知事や井澗町長らがトガサワラとクマノミズキの苗木に土をかぶせた。県緑化功労賞の表彰などもあった。
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