全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

公益大 モンゴルに派遣の3人が帰国報告会

 今年3月、モンゴルの首都・ウランバートルにある国際協力機構(JICA)機関の一つ「モンゴル日本人材開発センター」でインターンシップを行った、東北公益文科大学(酒田市)の学生3人による報告会が22日夕、学内で開かれ、多くの学生たちが聴講。3人は充実したモンゴルでの日々について語った。

 就業体験をしたのは、当時2年だった湯本巴瑠季さん(20)、いずれも1年だった中條紘大さん(19)と平沼里穂子さん(19)の3人。国際的視野、国際感覚を身に付けることで、自国の発展、世界平和などに貢献できる人材育成に資するため公益大は今回、3人を派遣した。海外でのインターンシップは公益大では初で、全国的にもかなり珍しいという。

 3人のうち湯本さんが国際機関でのインターンシップを希望していることを知った玉井雅隆公益大准教授(国際関係論、多文化共生論など)が昨年6月、ウランバートルで開かれた国際会議に参加した際、同センターに受け入れを打診。帰国後に他の学生を募ったところ、中條さんと平沼さんが手を挙げたことから3人の志望理由書を同センターに送付し、同10月に了解を得た。

 3人は3月2日にモンゴル入り。同4日にオリエンテーションを行い以降、市内のホテルに宿泊しながら同17日までの間、同センターのビジネス・日本語・図書3課で就業体験したほか、在モンゴル大使館、モンゴルで実施中のJICAプロジェクトなどを視察して見聞を広げた。

 報告会は本部棟1階公益ギャラリーで行われ、学生約30人が聴講。3人はスライドを使って、充実した日々を紹介。「言葉が分からなく悔しい思いをした。言語やコミュニケーション力をこれからの学生生活でしっかりと養いたい」(平沼さん)、「国際支援の最前線に行き、客観的に『今の日本』を見ることはとても大きな意味がある」(中條さん)、「海外でのインターンシップはお勧め。海外に行って仕事をしたという事実は、確実に力になるはす」(湯本さん)と述べたほか、モンゴルの食や交通事情、ホテルでの生活ぶりなども語った。

 玉井准教授によると、今年8月、来年3月ごろにそれぞれ学生3人ずつを同センターに派遣する予定で、「一つの道筋ができた。8月はジャパンフェスティバルの手伝いがメーンになる。意欲のある学生を派遣したい」と話した。

「モンゴル日本人材開発センター」でインターンシップを行った3人の報告会

関連記事

お母さんの絵いっぱい 本社図画コン入賞・入選作を展示

 八重山毎日新聞創刊75周年記念第33回素敵なお母さんの図画コンクール(八重山毎日新聞社主催)の入賞・入選作品の展示がマックスバリュやいま店、石垣店、新川店の3店舗で行われている。16日午後5時まで。 ...

長野日報社

御柱候補決まる 諏訪大社下社仮見立て 3年後の大祭へ期待膨らむ 長野県

2028年(令和10)年の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)に向けて、下社の御用材となるモミの仮見立てが12日、長野県下諏訪町の東俣国有林で行われた。諏訪大社の神職、下社御柱祭に奉仕する岡谷、...

紀伊民報社

梅の収穫始まる 傷付いた実も大切に

 和歌山県の紀南地方で特産の梅の収穫が始まった。「小梅」が最初で、その後、大玉の「古城」や「南高」とつなぎ、6月下旬ごろまで続く。4月にひょう害があったが、農家は傷が付いた実も一粒ずつ大切に取っ...

日本丸 苫小牧港寄港へ 15年ぶり 港まつりに合わせ

 苫小牧市の夏の一大イベント、第70回とまこまい港まつり(8月1~3日、メイン会場・中央公園)のテーマとプログラムの表紙デザインが決まった。テーマはYOSAKOIソーランチーム「夜桜金魚とまこまい...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク