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荘内日報社

酒田港国際ターミナルの機能強化

 県が酒田市の酒田港国際ターミナル機能強化の一環で進めている高砂埠頭(ふとう)1号コンテナクレーン更新工事で、新たなクレーンの据え付け作業が10日、報道陣に公開された。従来より大型で、コンテナ1000個(20フィート換算)級の船にも対応できる。6月末までに調整を終え、その後供用される。

 国際ターミナルでは近年、花王酒田工場の紙おむつ輸出を中心にコンテナ取扱量が急増。このため県は国土交通省と連携して2015年度から、コンテナヤードの拡張や岸壁延伸・埠頭用地の造成など、機能強化に取り組んでいる。

 コンテナクレーンは現在東側の1号機(設置2000年度)と西側の2号機(同13年度)の2基ある。このうち1号機は老朽化が進んでいる上、年々大型化するコンテナ船への対応が難しくなってきたため、県が17―19年度の3カ年事業で更新を進めている。総事業費は製作・運搬・据え付けを含め約8億7000万円。

 新1号機は、コンテナを揚げることができる最大の高さ「揚程」が25・8メートル(現1号機19メートル)、岸壁から沖方向に動かせる最大幅「アウトリーチ」は38・8メートル(同31メートル)、コンテナを積み下ろしできる列数と段数は1000個級の船で標準的な13列×4段(同9列×3段)にそれぞれ機能強化される。2号機の大きさと機能は新1号機とほぼ同じ。

 クレーンはJFEエンジニアリング(本社・東京都)が三重県津市で製作。フォーク船と呼ばれる特殊台船に積んで先月24日、同市の津松阪港を出発。東京・大井埠頭で積み替え、今月8日に酒田港に到着した。  10日は朝から、フォーク船から下ろされたクレーンの脚部を、埠頭の走行レールの向きに合わせる作業が公開された。6月28日まで電気系統の接続など調整を行い、その後、供用される。1時間に20―30個の積み下ろしができるという。

 高砂埠頭は、コンテナ船が1隻しか接岸できなかったが、2隻同時接岸できるよう、国土交通省が2017年3月、岸壁を150メートル延伸する工事に着手。18年4月には一部が完成してコンテナ700個級と1000個級の2隻が同時接岸できるようになった。来年3月末に予定される全体完成後は、1000個級の2隻が同時接岸できるようになる。コンテナ船は現在、週3便(うち1000個級は2隻)で、2隻同時の荷役作業はまだ行われていないが、新1号機の供用後はそうした光景も見られる可能性があるという。

酒田港国際ターミナル高砂埠頭で進められているコンテナクレーン新1号機の据え付け作業。手前の船はフォーク船=10日正午すぎ

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