勢子舟の大型模型 道の駅で展示

道の駅「たいじ」で展示されている勢子舟の模型(太地町で)
日本遺産「鯨とともに生きる」を生かした誘客に取り組んでいる「熊野灘捕鯨文化継承協議会」が、和歌山県太地町森浦にある道の駅「たいじ」に、古式捕鯨で使われた「勢子舟(せこぶね)」を実物の4分の1の大きさで再現した模型を設置した。
協議会は捕鯨文化の継承を目的に、古式捕鯨で最も重要な勢子舟を復元して多くの人に見てもらいたいと模型の制作を計画した。
模型の大きさは長さ約3メートル、幅約50センチ。海上で船団の指揮を執った筆頭羽差(はざし)が乗った一番勢子舟で、側面に「桐(きり)に鳳凰」の美しい意匠が描かれている。太地町で工務店を営む橋本達弘さん(72)が船体を制作し、意匠は同町在住の日本画家・土長けいさん(56)が描いた。
模型は道の駅のレストランで公開している。協議会は「この模型をきっかけにクジラの文化に興味を持ち、この地域を周遊していただければうれしい」と話している。
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