福持ち帰って 「十日えびす」の福笹作り

手際よく笹に飾りを取り付ける関係者(7日、田辺市宝来町で)
和歌山県田辺市宝来町の蓬莱山三敬院で7日、商売繁盛や家内安全、大漁、豊作を祈る「十日えびす」の福笹作りが始まった。
蓬莱山三敬院は江戸後期に勧請され、紀南地方のえびす社で最も古い歴史を持つとされている。
この日は朝から、池永真行住職(58)やその親族ら10人ほどが福笹作りに取り組んだ。田辺市中辺路町で刈り取った約1メートルのオカメザサに俵やタイ、小判などの飾りを手際よく取り付けた。8日からは人手を増やし、約20人で作業する。
福笹は、千円から3万円まで約10種類の計約5千本を用意する。最近は場所を取らないような、3千円程度の小さな置物タイプが人気という。9日の「宵えびす」、10日の「本えびす」、11日の「残り福」の3日間で計約3万人の参拝を見込んでいる。
池永住職は「毎年、商売人だけでなく、漁師や農家の人、市外からも来てくださる。地域の方々が幸せに暮らせますようにと願いを込めて作っており、たくさんの人に福を持って帰ってもらいたい」と話した。
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