壁面に映し出されたダチョウや、光の物体を鑑賞する関係者たち(世界を旅する植物館で)
デジタルアート集団・チームラボによるイベント「世界を旅する植物と、花と共に生きる動物たち」(山口県宇部市主催)は、10日から11月4日まで夜のときわミュージアム「世界を旅する植物館」で開かれる。映し出される大型動物と館内植物のコラボでサファリ感覚が味わえるほか、呼応する光の物体が織りなす幻想的な世界観が楽しめる。あすは午後6時からオープニングセレモニーが同館入り口であり、チームラボの猪子寿之代表と同館監修者の西畠清順さんが見どころについてトークショーを繰り広げる。常盤公園の夏・秋のキャンペーンの目玉企画。チームラボが同館でイベントを開くのは2回目。デジタルアートを映し出すプロジェクターは、昨年より14台多い計33台を設置し、作品全体をスケールアップをさせている。第35回全国都市緑化やまぐちフェア(山口ゆめ花博)との連携効果を見込んで、会期は前回より35日間長い87日間。来場者数も昨年の1万9586人を上回る3万人を目標としている。
今回登場するデジタルアートの動物たちは計30種類。熱帯の木々の間から、体が花でできたキリンやゾウ、ダチョウたちが垣間見られ、足元にはカラフルなワニやトカゲがはい回って、まるで野生生物がすむジャングルを冒険しているようなワクワク感が味わえる。サボテンのゾーンや中庭からも、ゆったりと行き交う動物たちが見られる。中庭には、呼応する光の物体が多数配置されており、人が触れたり押したりすることによって色、輝き、音色が変化する。8日は、常盤公園の関係者ら30人を集めて内覧会が行われた。市ときわ公園課の桝冨一之さんは「投影面積は1941平方メートル。壁面も大きく使って映し出すので、それ以上の迫力と豪華さがある。動物たちの体の中で花々が生まれて咲き誇り、散っていく物語を楽しんで」と来場を呼び掛けている。開催時間は午後7~10時(入館は9時半まで)。料金は一般500円、高校生以下無料(小学生以下は保護者同伴)。
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