ヤマグチサンショウウオを守る 愛護会、改称し活動強化へ【山陽小野田】

報告を受ける嶋本会長ら(赤崎地域交流センターで)
竜王山に生息するヤマグチサンショウウオの保護に努める「竜王山止水性サンショウウオ愛護会」(嶋本顕会長)の役員会が2日、赤崎地域交流センターで開かれた。赤崎、本山地区の団体代表者や学校長ら15人が出席し、名称を「竜王山ヤマグチサンショウウオ愛護会」に変更し、活動に一層注力することを申し合わせた。
山田義隆幹事が今年に見つけた個体や卵から、萩博物館学芸員の川原康寛さんがヤマグチサンショウウオと同定したこと、県の許可を得て採取した卵やふ化したばかりの幼生を本山小、赤崎小、竜王中の児童・生徒が飼育し、先月に一部を放流したことを報告した。
今後は、生息域の環境を保つ方法について川原さんの指導を受け、来年も産卵があれば子どもたちに育ててもらうことを決めた。
嶋本会長は「竜王山は希少なサンショウウオが生息できる環境だと子どもたちに感じてもらえるように、川原さんに意見を聞きながら環境整備に努めていきたい」と話した。
同会は、昨年5月に発見された環境省レッドリストで絶滅危惧2類に指定されているサンショウウオを保護し増やしていこうと、同12月に発足した。
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