景観刷新へ第一歩 アーケードを撤去

アーケードの撤去工事が始まる田辺駅前商店街(田辺市湊で)
和歌山県田辺市は近く、田辺駅前商店街(田辺市湊)のアーケードの撤去を始める。国の景観まちづくり刷新モデル地区に指定されており、撤去後は幅2メートル程度の小型の屋根(シェード)の設置や無電柱化を進め、外観を一新。熊野古道の玄関口として、市街地の活性化を目指す。 駅前商店街のアーケードは1971年に設置した。近隣商店街では唯一。99年に一部改修したものの、老朽化が進んでいる。 駅前商店街は道路を挟んで両側に約150メートル、計61店が並ぶ。片側を4区間ずつ、計8区画に分けて、順次アーケードの撤去と電気設備の工事をする。来年1月末まで。8月7~16日、12月22日~1月6日は休止する。 施工箇所には足場を組み、養生シートを設置する。各店舗前には幅1・5メートル、高さ2メートルの通路を確保。店舗は通常通り営業する。 今秋にはアーケードに代わるシェードの設置も始めたいとして、同商店街とともにデザインを検討している。電気設備も一新し、無電柱化を図る。歩道も再整備する。撤去工事費は約2700万円、全体工事費は約6億円で、半額は国が補助する。工期は19年度末までの予定。 市商工振興課は「ご迷惑をかけることになるが、工事中も店舗は通常営業している。新しい商店街を楽しみにしてもらいたい」と話している。
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