
記念碑に向かい一礼する参列者
「日本一短い祭り」とされる塩嶺御野立記念祭が21日、岡谷、塩尻の両市境にある塩嶺御野立公園で開かれた。両市の関係者ら合わせて約130人が参列。明治天皇の訪問を記念した石碑前に整列して一礼し、両市の友好と発展を願った。今回は記念祭に先立ち、18日の大阪北部地震犠牲者を悼み黙とうも捧げた。
記念碑は、1880年に明治天皇が訪れたことを記念して、当時の平野村・長地村(現岡谷市)、塩尻村・筑摩地村(現塩尻市)の有志が1915年に建立。後年、昭和天皇も2度にわたり訪れた。記念祭は両市友好の象徴として大正5(1916)年に始まり、毎年春秋の2回行っている。参列者は「一同、礼」の合図に合わせて20秒ほど深々と頭を下げた。
祭事後には、近くの塩嶺閣で懇親会を開き、春季の祭事を担う岡谷市が用意したうなぎのかば焼きや馬肉の肉じゃが、ワカサギの空揚げなど郷土の名物を味わった。今井竜五市長は、塩尻市のワイン産業への取り組みに敬意を表した上で、「春秋の祭りを通して交流、連携を深め、両市が発展することを願っている」とあいさつした。
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