横断歩道を「渡り鳥」 音更・カワアイサ親子 池から川へ引っ越し

列をつくって音更川を目指すカワアイサの親子(町提供)
音更町役場敷地内の南側にある通称・千畳池にいるカモ科のカワアイサの親子が24日、約1.5キロ離れた音更川に子育ての場を移動した。
千畳池のカワアイサは、音更町役場と音更神社の敷地内にまたがる千畳敷公園の樹洞でふ化した後、5月上旬から6月上旬にかけて、ふ化したばかりのひなと一緒に千畳池で過ごす。今年も5、6組がこの池から近くの音更川に“引っ越し”するとみられる。
24日夕方、今年初確認された親鳥(雌)とひな20羽が、この池から出て列を組み、餌になる小魚がいる音更川を目指した。
親子は役場前の道道や国道241号などを横断。「千畳敷自然を守る会」(山西信一会長)のメンバーらが通行車両を止めるなどし、引っ越しをサポートしている。
同会によると、28日現在、もう1組が引っ越しの準備をしている。今年は例年よりも引っ越しの初確認が1週間ほど遅く、6月中旬ぐらいまで続くとみられる。同会の山西会長(73)は「温かい目で見守ってほしい」と話している。
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