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釧路新聞社

アイヌ文化を発信 「ポコロ」オープン【白糠】

 【白糠】白糠のアイヌ文化発信施設「白糠アイヌミュージアム『ポコロ』」(町和天別1852)で14日、落成式が行われた。町東3北1へ移転したアイヌ文化施設「ポコロモシリチセ」の旧施設を3年かけ改修して誕生したもので、今後は二つの施設が両輪となり、町のアイヌ文化の保存、伝承の要として活用。落成式には棚野孝夫町長ほか地元選出の国会議員など約100人が出席し、新施設の門出を祝った。

 同施設は木造平屋建て約250平方㍍で、総事業費は約2億8270万円。財源の8割を国のアイヌ政策推進交付金で賄った。

 施設内にはアイヌコタンの暮らしを再現したジオラマや伝統家屋の「チセ」、生活や漁、儀式で実際に使用する道具などを展示。伝承儀式「フンペ(クジラ)祭イチャルパ」などの様子を映像アーカイブで紹介している。

 愛称は、日本語で「生まれ育った場所」を意味する旧施設の名称にちなんで名付けられた。落成式で棚野町長は「二つの拠点から白糠のアイヌ文化を内外に発信し、理解を深化させ、交流人口の増加につなげたい」と期待を込め、出席した伊東良孝衆院議員と鈴木貴子衆院議員、桐木茂雄道議らが祝辞を述べた。

 式典では白糠アイヌ文化保存会によるアイヌ古式舞踊の奉納も行われ、弓の舞「ク・リムセ」や、新築時の魔よけを願う「エムシ・リムセ」などを披露した。白糠アイヌ協会の天内重樹会長は「素晴らしい施設ができ、祖先も喜んでいることだろう。アイヌ民族の暮らしぶりや文化を目で見て、肌で感じてほしい。施設を活用した体験型のイベントも開きたい」と話していた。

 同施設は入場無料で、開館時間は午前10時~午後5時まで。月曜休館。

落成式で奉納されたアイヌ古式舞踊

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