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坂東さん(斎小4年)最優秀賞に輝く 全国認知症キッズサポーター 研究作品展 自由研究 「『認知症マフ』って知ってる?」

 「認知症への理解」をテーマに全国の認知症キッズサポーターを対象にした作品募集で、鶴岡市の斎小4年、坂東志麻さん(10)の自由研究「『認知症マフ』って知ってる?」が、自由作品小学生部門で最優秀賞を受賞した。関係者に丁寧に取材するなどしてまとめた内容が高く評価された。

 認知症マフはニット製の筒状のもの。両側から手を入れ、中に取り付けられたアクセサリーを触ることで安心感が得られるとされ、介護現場などで活用されている。坂東さんは曽祖母が使っていたことで興味を抱き、小学3年の自由研究で調べ、4年の夏休みには利用現場の状況を聞き取るなどして認知症マフの効果など研究内容を深め、成果を約50ページの研究物にまとめた。

 4年生の夏休みは認知症看護認定看護師や救急救命士、ケアマネジャー、認知症マフをボランティアで作っている人など5人にインタビュー。認知症の人から安心してもらうため、救急車にも認知症マフが用意されていることなどを聞き出し、写真とともに紹介した。夏休みの2週間をかけて、自分でもマフを編んで、制作の様子も研究物に盛り込んだ。

 こうした研究は「社会に役立つ大変優れた報告」と評価され、表彰式は2月17日に東京都内で行われた。自由研究を対象にした昨夏の市小中学校児童生徒社会科研究物展でも優秀賞を受賞している。

 坂東さんは13日に保護者らと市役所を訪れ、「(最優秀賞を受賞して)クラスのみんなから『すごいね』と言われた。これからも認知症について勉強して、いろんな人に認知症マフのことを知ってもらいたい」と話し、皆川治市長に受賞を報告した。

 作品募集は、認知症サポーター養成講座の普及などを行っている全国キャラバン・メイト連絡協議会(東京)が毎年開催し、今回が7回目。自由作品(活動報告、絵、ポスターなど)と文芸作品(作文、詩、短歌、標語など)の2部門で実施した。

最優秀賞を受賞し、研究のまとめと自分で編んだ認知症マフを手に笑顔の坂東さん=13日、鶴岡市役所

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