除幕された「全国制覇之碑」で記念撮影する部員ら＝2月29日夕、八重山農林高校正門近く

　八重山農林高校郷土芸能部の第47回全国高校総合文化祭郷土芸能部門最優秀賞（文部科学大臣賞）をたたえる記念碑が校内に設置され、除幕式が2月29日、行われた。同校の卒業生で組織するみずほ会（多宇久光会長）が寄贈した。刻銘している。

　記念碑は、同校の嵩田牧場から採取した石を使い、正面に「全国制覇之碑」、裏面に演目と部員・顧問・指導者の名前を刻んでいる。

　式で多宇会長は「全国制覇のときみずほ会として大変うれしく思った。皆さんの頑張りのおかげ」、中村幸弘校長は「皆さんの努力は素晴らしいと改めて思った。周りに感動を与えた」とそれぞれたたえた。

　部員を代表して嵩田晄さん（3年）は「私は卒業するが、部員も自信をもって郷土芸能を披露できると思った。これからも頑張ってほしい」とエール。大盛匠顧問も「この賞をかてに今後も活躍を」と期待した。

　同文化祭は昨年7月31日～8月1日、奄美文化センターで行われ、八重農郷土芸能部は「米ぬ為し～まいぬなし～」で最優秀賞を受けた。