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宇部日報社

タイムズが山口市選出、「行くべき旅行地」世界3番手【山口】

 米紙ニューヨーク・タイムズは9日、世界各地の旅行地の中で「2024年に行くべき52カ所」を発表し、旅行先リストの3番手として日本から山口市を選出した。「西の京」と呼ばれるが、京都よりもっと面白く、観光客による人混みの多さなどの悪影響が少ないと評価。国宝瑠璃光寺五重塔や600年続く祇園祭の魅力を紹介しており、「観光山口」の大きな後押しになりそう。

 記事は「人混みを避けて寺院と料理を味わう」という見出しと共に、龍福寺(大殿)の美しい紅葉とそこにたたずむ和装の女性の写真を掲載。市を〝体験の詰め合わせ〟のような街だと表現し、洞春寺(水の上町)の境内にある陶磁器工房「水ノ上窯」、中心商店街のコーヒー店「ログコーヒー」と「コーヒーボーイ」、中市の路地裏にある昔ながらの喫茶店「原口珈琲」や飲食店「かんたろうおでん」にも触れている。徒歩で15分、南下すると温泉街の湯田温泉もあると伝えている。

 「水ノ上窯」の陶芸家、舛井岳二さん(44)は「記事が山口の魅力の周知につながれば。一過性ではなく、継続的に訪れてほしい」と話した。

 訪日外国人旅行者を担当する山口観光コンベンション協会観光事業部の于佳男(う・かな)主任(41)は、地域一体による地道な発信の成果が評価につながったのではと喜ぶ。「市菜香亭の和装体験など、今回の記事に取り上げられていない魅力が、まだまだある。今後もアピールを続けたい」と話した。

 昨年、選出された岩手県盛岡市では、正確な数字は未集計ながら、新型コロナの5類感染症移行の時期とも重なり、訪日客数はコロナ禍前の水準以上に回復。担当者は「市を訪れる外国人観光客はアジア系が中心だったが、昨年は欧米系が増えたのは確かだ」と反響を伝える。

 市観光交流課によると、市内を訪れる外国人観光客数は2019年の7万6042人からコロナ禍で20年が8599人、21年が3789人と激減。22年は9163人と回復傾向にある。この間、欧米からの人は10分の1にまで減少。23年は集計中だが、行動制限の緩和と、この記事の反響で今年はさらなる増加が期待される。

 伊藤和貴市長は「市の魅力を幅広く取り上げ、高く評価していただき、ありがたい。これからもおもてなし環境を整備したい」とコメントを発表した。

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